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マイクロキャピラリ電気泳動システム

小型マイクロキャピラリ電気泳動システム Miniaturised micro Capillary Electrophoresis "MinCE" 小型,高速検出,多用途,安価なマイクロキャピラリ電気泳動システム「MinCE」(ミンツェ)を御提供いたします。

1 マイクロキャピラリ電気泳動システム「MinCE」特長

非常に高速な測定

一般に,クロマトグラフィの場合は立ち上がりから安定測定までは数十分程度の時間が必要ですが,MinCEでは,初期の安定測定までが10分程度,実際の測定時間も1-2分程度と,非常に高速です。


高速測定の例 数十秒で検出が完了している

非接触電気伝導度検出(Capacitively Coupled Contactless Conductivity Detection: C4D)

当製品は,非接触電気伝導度検出(C4D)を採用しています。C4Dは液体と非接触なので浸食がありません。またC4Dは光学的検出手法ではないため,PEEKチップ(不透明)の採用実用化を将来的に視野に入れています。

USB駆動の小型製品

外部の電源接続は不要です。PCのUSBポートからの電源供給で駆動します。

チップを随時開発(流路形状の変更や材質の変更等,応相談)

当製品で用いられているチップは,注入(電気力学的)と分離(電気泳動的)の流路による十字架形をしています。電気浸透度を検出する電極(下図青色)はチップのカバー部分に蒸着されており,液体と接触していません。流路の交点は50 µm x 50 µm,リザーバは70 µlで,チップ本体と同じ材質の60 µmの膜でカバーされています。


左図: 電極(上面)とチップのレイアウト(上面,側面) 右図: 電極レイアウト


チップの例 クロス型(No.1,3,4)とダブルT型(No.2)

電気泳動用のチップの形状は,掲載製品以外にもあります。また,電気泳動用以外の製品や,オーダーメイド品の御要望も承ります。

2 MinCE仕様(2011年1月現在)

電圧-3.8 keV - 3.8 keV
電流最大0.25 mA
溶液濃度10 µM - 10 mM
分析時間30 s - 3 min
外形寸法225 mm x 160 mm x 85 mm
重量3 kg
USBインタフェース駆動/外部電源不要 (USBポートが2本必要)

左図: 検出手順: (1) 検体の注入(電気力学的),(2) 分離(電気泳動),(3) 検出(非接触電気伝導度検出,C4D)
右図: 結果はPC画面でグラフ表示される

3 アプリケーション

PMMAやCOP等の,耐薬品性が強いチップを採用しており,かつ電極とは非接触な検出を行います。そのため,広いアプリケーションが期待されています。


食品分析

ワインとジュースの有機酸イオン標準溶液との比較

濃度: (1)~(5)0.5 mM,(6)2 mM,(7)3 mM
BGE: MES 30 mM,His 10 mM, pH 5.6



バイオ分析

蛋白質構成アミノ酸
13の蛋白質構成アミノ酸のエレクトロフェログラム

濃度: (1)~(11)0.4 mM,(12)と(13)0.8 mM
BGE: 酢酸 2 M,pH 2.25

※当実験では,チップとして強酸に耐え得るPEEKチップが用いられました。



医療現場で利用

血中イオン(リチウム)
左図: 検出手順: (1) 検体の注入(電気力学的),(2) 分離(電気泳動),(3) 検出(非接触電気伝導度検出,C4D)
右図: 結果はPC画面でグラフ表示される

(左): K - Na - Li混合液のエレクトロフェログラム
(右): Li較正のエレクトロフェログラム
BGE: MES 100 mM, His 100 m

4 販売とその後の流れ

本製品は,購入いただいた後,直ちに実験室でお使いになれる製品です。その一方で,お客様の御要望を取り入れ,共同開発製品として市場に提供していくことも,視野に入れております。

開発案件例
・検出技術やチップ加工技術等を,自社製品へと取り込み
・既存チップの形状を変更
・アプリケーション拡大のための共同実験の実施


共同開発までの流れの例(最初の御購入からから開発・市場化へ)